製造設備の
挟まれ・巻き込まれ事故防止支援システム
ローラー、コンベア、巻き取り機などを使用する製造現場では、清掃、点検、調整、異物の除去などの際に、作業者が機械の危険箇所へ近づくことがあります。機械の構造による死角や確認の行き違いが重なると、挟まれ・巻き込まれにつながるおそれがあります。
RFID危険エリア接近警報「バートリガー」は、トリガーコイルを内蔵したコーンバー周辺に検知エリアを形成します。RFIDタグを携帯した作業者が近づくと表示灯を作動させ、危険箇所へ入る前の停止・安全確認や、周囲との情報共有を支援します。
製造設備の挟まれ・巻き込まれ対策における課題
防護柵、インターロック、非常停止、設備停止・施錠手順などは重要な基本対策です。一方、清掃、点検、段取り替えなど通常と異なる作業では、人の接近や作業再開に関する確認・情報共有に抜けが生じる場合があります。
機械の構造によって死角が生まれる
大型設備、ローラー、コンベア、材料などに視界を遮られ、作業者と機械オペレーターが互いの状況を確認しにくいことがあります。
清掃や異物除去で危険箇所へ近づく
清掃、点検、詰まりの除去、材料の位置調整など、通常運転とは異なる作業で機械の可動部付近へ近づくことがあります。
慣れによって確認を省略してしまう
日常作業への慣れから、「短時間だから」「いつも問題ないから」と判断し、停止確認や所定の手順が不十分になることがあります。
起動・再起動時に認識がずれる
機械を操作する人と点検・清掃を行う人が異なる場合、作業完了や退避の確認が十分に共有されないまま、起動操作へ進むおそれがあります。
段取り替えで危険箇所が変わる
設備の移設、工程変更、仮設作業などによって人の動線や立入範囲が変わると、従来の表示や作業手順だけでは対応しにくい場合があります。
新人や外部作業者へ情報が伝わりにくい
現場に不慣れな作業者へ、機械ごとの危険箇所、立入範囲、停止・確認手順が十分に伝わっていないことがあります。
コーンバー周辺に検知エリアを形成。RFIDタグ携帯者が近づくと、表示灯で注意を促します。
危険箇所の手前へ、トリガーコイルを内蔵したコーンバー、本体ユニット、受信アンテナ、表示灯を設置します。危険箇所へ近づく可能性がある作業者には、RFIDタグを携帯してもらいます。
タグ携帯者がコーンバー周辺のトリガー磁界へ入ると、タグが反応して電波を発信します。本体ユニットがタグ情報を受信すると表示灯が作動し、作業者や周囲の人へ停止・安全確認を促します。

検知範囲は、機械の配置、作業動線、接近方向、安全な停止位置などに合わせて調整します。
