AGV・AMRと作業員の
接触事故防止支援システム
ラック、壁、柱、設備などによって死角が生まれやすい工場・倉庫では、AGV・AMRと作業員が互いの存在に気づくのが遅れることがあります。
RFID接近検知システム「ヒヤリハンター」は、AGV・AMRに取り付けたRFIDタグを、交差部などに設置した機器で検知し、信号灯やブザーで周囲へ注意を促します。映像の見通しだけに頼らず、既存のLiDARやカメラを補完することで、接触リスクの低減を支援します。
AGV・AMRの安全対策における課題
LiDAR、カメラ、バンパーなどの安全機能を備えていても、人とAGV・AMRが同じ場所を行き交う現場では、既存機能だけでは補いきれない場面があります。
棚や壁の先が死角になる
ラック、壁、柱、設備などに遮られ、AGV・AMRと作業員が互いの存在に気づくタイミングが遅れることがあります。
交差部で出会い頭が起こりやすい
通路の交差部や出入口では、作業員や有人車両が予測しにくいタイミングで走行ルートへ入ることがあります。
安全マージンを広げると停止が増える
安全側に広く設定すると、危険が迫っていない場面でも減速や停止が増え、搬送の流れに影響する場合があります。
視界条件で検知性能が変わる
暗所、逆光、粉じん、レンズの汚れなどにより、カメラや一部の光学センサーの検知性能が変化する場合があります。
複数台運用では注意対象が分かりにくい
複数のAGV・AMRが同時に稼働する現場では、どの車両がどの危険箇所へ近づいているのか分かりにくくなることがあります。
安全機能への過信で確認が薄れる
「AGVが自動で止まる」という思い込みから、交差部での一時停止や左右確認などの運用ルールが形骸化する場合があります。
危険な交差部に検知エリアを形成。タグ搭載のAGV・AMRが近づくと、光や音で周囲へ注意を促します。
AGV・AMRに専用ケースへ入れたセミアクティブRFIDタグ「Tag21」を取り付け、見通しの悪い交差部や出入口などに、ヒヤリハンターの検知機器、受信・制御機器、信号灯を設置します。
タグ搭載車両がトリガー磁界へ入ると、Tag21が識別情報を発信。受信・制御機器がタグ情報を受け取り、信号灯やブザーを作動させます。車両が姿を現す前から周囲へ接近を知らせ、作業員の停止・確認行動を支援します。

現場の目的に応じて、ヒヤリハンターをAGV・AMR側へ搭載し、RFIDタグを携帯した作業員の接近を検知する構成も検討できます。
